バイトをクビになり、アパートも追い出された信次と圭吾。寒さをしのぐために忍び込んだ廃墟ホテルで、二人は“白い少女”イサラと出会う。二人は、イサラと共に〈光の国〉と呼ばれる世界へと落ちていく。 〈光の国〉は、心に闇を抱えることが許されない世界。そこでは、犯罪はもちろん、どんな小さな嘘でさえも重大なタブーとされていた。 全ての闇を追い出したはずの光の国に、じわりじわりと広がっていく哀しい夜。信次と圭吾は元の世界へと戻ることは出来るのか。 今度の[si:d]は、ちょっと変わったファンタジーです。